九州大学のソーシャルアートラボ

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九大(九州大学)には、芸術工学部という日本でもめずらしい学部があります。

もともと国立の単科大学だったのですが、2003年に九州大学に併合されました。
九大のこの学部、東京オリンピック誘致映像の江口カン氏、Post Petの八谷和彦氏など、業界第一線で活躍する人たちを様々に輩出していて、アート系学部学科が気になる摂理のSol、結構注目しています。

で、おもしろいなと思ったのがこちらのとりくみ。

芸術工学研究院「ソーシャルアートラボ」設立記念フォーラムを開催

九大芸術工学研究院ソーシャルアートラボ
http://www.sal.design.kyushu-u.ac.jp/

このラボの目的は、『社会の課題にコミットし,人間同士の新しいつながりを生み出す芸術の実践を「ソーシャルアート」と捉え,その研究・教育・実践・提言を通じて,新しい生の価値を提示する』こと。(大学HPより)。

ソーシャルベンチャーや、ソーシャルメディアなど、社会の問題解決にとりくむ「ソーシャル」系ワードは、もはや時代の潮流ですが、アートもこういう時代なんですね。

6月に行なわれたフォーラムでは,「地域にアートは必要か?」「アートには何ができるか?」などの問いに研究者や実践者、そして参加者も巻き込んで、アート・地域・大学のこれからの関係性を考えたそうです。

地域づくりやアートマネジメント、アート表現に関心のある方々が九州や四国、関西、東京から訪れ、約120名が集ったというのだから驚きです。
それだけアートにかかわる人たちへの社会の関心が高く、今後ますますこうした動きは増えていくのでしょう。

余談ですが、最近では、国立大学の文系学部学科の削減案が政府より出ています。
実質理系に重きを置き、「役に立つ」研究を優先させるこの案ですが、何をもって「役に立つ」とするのか?
即効性ばかりを重要視する今の流れには、Solは疑問です・・。

S.ジョブスのスマートフォンの世界的ヒットの背景には、彼がいわゆる「仕事」ばかりに打ち込まず、カリグラフィーを学んでいたことは有名な話ですが、人間の感情や感化に働きかけるものこそが「残る」ことは明らかなこと。

ただ「便利」なだけのスマホだったらここまでヒットしなかったでしょう。
このトピックについては、また追って書きたいと思いますが、九州大学のソーシャルアートラボが、「アート」を切り口に、そんな文系衰退への突破口を見出していくことを期待しています-=≡ヘ(* – -)ノ

Sol

P.S.写真は、九大キャンパスにある「神の手」☆

ABOUTこの記事をかいた人

キリスト教福音宣教会(通称:摂理)のブロガー。普段は総合職で海外とつながるお仕事。女性の社会進出に興味有。漫画を描いたり写真を撮ったり泳いだり、多趣味極まりない感じで、色んなものが飛び出します。