被爆者たちのおわらない「闘い」

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戦後70年が経ったのに、原爆関連の訴訟は後を絶ちません。

被爆者 指定地域外で認定 長崎地裁、一部に手帳交付命令 (2016/2/23 日本経済新聞)

長崎において国が定める「被爆地域」は、旧長崎市を中心に爆心地から南北に約12キロ圏、東西に約7キロ圏。
地域内で原爆に遭った人や2週間以内に2キロ圏内に立ち入るなどした人は「被爆者」となり、被爆者健康手帳が交付され、医療費の自己負担分は原則無料となります。
けれども爆心地の半径12キロ圏内で原爆に遭っても、国の指定した被爆地域の外側にいた人は「被爆体験者」とされてしまいます。

この被爆者健康手帳が取得できない「被爆体験者」161人(うち9人死亡)が、長崎県と長崎市に手帳の交付申請却下処分取り消しを求めて訴訟し、長崎地裁により22日に10人の請求が認められました。

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地域外の10人が「被爆者」と認められたことに関して、意義ある判決だという声もある一方、原告らに笑顔はなかったそうです。

まぁそうでしょう。
70年間闘ってきて、10人しか認められず、歳月だけが過ぎることに、失望とあせりしかないのではないかと思います。

「国は、訴える人たちがいなくなるまで、問題を先延ばしにするのではないだろうか?」

そんなことを、10年以上前の高校生の頃、訴訟のニュースを見るたびに思いましたが、今も全く変わらないことが残念でなりません。

だからこそ、勝訴判決を受けた原告のひとりからは「うれしいけどうれしくない」という言葉が漏れるのでしょうし、風化させないために、最後まで、闘い続けるのでしょう。

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こういうことって、目を背ける人がいる限り、なくならないと思うんです。

根本的には、「戦争」という人間の愚かな「考え」による「罪」。

原爆を落としたアメリカが悪い、降伏しなかった日本が悪い・・
色々なことが言えますが、根本的に、「罪」となる「考え」に向き合わない限り、今後も同じようなことが起こり続けると思います。

現に新たな原発という問題があります。
近辺に住む人たちが何か不利益を被ったとして、それが「指定された放射能被害地帯ではない」という理由で見過ごされてしまったら、「原告」は闘い続けるでしょう。

罪を悔い改めたら、再び生きたのだ。
悔い改めたら、罪と戦える条件があり、力がある。

人間がひきおこす「罪」の問題について、わたしも自分ごととして祈り、続けて考えてゆきたいと思います。

2012年11月8日 摂理の御言葉より

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洒落感と抜け感のあるエフォートレスな信仰生活を目指しています多分。スイマー&おしゃれ信仰生活推進委員。仕事は貿易事務。絵を描いたり写真を撮ったり、クリエイティブなことが好きです。