「正社員」問題から考える「多様」な組織の導き方

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経営共創基盤CEO・富山和彦さんのさらば正社員至上主義(毎日新聞2016年3月11日)が興味深い。

現場からトップまで、男性正社員を中心に組織を編成する「日本的経営」システムは、1960年ごろからの約30年間、じつに有効に機能した。

しかし、日本経済が世界のフロンティアに立った80年代の終わりごろからおかしくなる。同質性・継続性が高い終身年功型の組織は、不連続な環境変化や破壊的イノベーションへの対応力に乏しい。

今や正社員として同じ企業で定年をまっとうできるのは、実質的に一部の大手企業の正社員、勤労者全体の2割程度。正社員主役の仕組みで競争に勝てる企業の数も、そこで幸福になれる人の数も激減したのである。

思わず頷いてしまう女性も多いのではないでしょうか(・ω・)

ここで言う正社員とは、新卒一括採用、終身年功制、そして職務・勤務地を特定しない「日本型正規雇用」のこと。

この日本独自の正社員主義とも言える文化は、女性の社会進出やグローバル化による従業員の多国籍化とも相性が悪く、働き方の見直しが必要なのではないか?と富山氏は指摘しています。

働くことだけに集中できた男性がつくりあげた組織が大半だから、戦後の経済成長では大きく機能したけれど、成熟して、ライフスタイルが異なる様々な人々が労働に参画するようになると、その方法ではうまくいかないんですよね。

多様な人たちをどう導いたらいいか?という点に関して、こんな御言葉を思い出しました。

羊の群れを見てください。柵の中にいる羊たちも、それぞれ個性どおりにいます。
ある羊は水を飲み、ある羊は食べ、ある羊は寝て、ある羊は遊びます。
牧者は羊の群れを導く時、全体を一つに集めて安全な柵の中に入れてやり、その中でそれぞれ「個性」どおりに存在するようにしてあげます。
人間もそうです。

イエス様は、自らを牧者にたとえ、信徒たちをそれぞれ「個性」どおりに導きました。
だからこそ、キリスト教という組織が、ここまで大きく広がったのだと思います。

日本の組織もこの精神を学びさえすれば、もっと多様で変化に富んだ組織がつくられると思うんだけどな…。

引用:2016年3月20日 主日の御言葉

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貿易の仕事をしながら摂理の教会に通っています。スイマー・おしゃれ信仰生活推進委員。今ハマってるものはインテリア。インターネットが好きです。