
今週の主日の御言葉は「理想世界」でした。
英語だと、“Ideal World”。
「ユートピア」「地上天国」とも言ったりします。
参考聖句は、イザヤ書の11章1-9節でした。
少し長いですが、紹介しておきますね。
エッサイの株から一つの芽が出、 その根から一つの若枝が生えて実を結び、 その上に主の霊がとどまる。
これは知恵と悟りの霊、深慮と才能の霊、 主を知る知識と主を恐れる霊である。彼は主を恐れることを楽しみとし、 その目の見るところによって、さばきをなさず、 その耳の聞くところによって、定めをなさず、 正義をもって貧しい者をさばき、 公平をもって国のうちの 柔和な者のために定めをなし、 その口のむちをもって国を撃ち、 そのくちびるの息をもって悪しき者を殺す。
正義はその腰の帯となり、 忠信はその身の帯となる。おおかみは小羊と共にやどり、 ひょうは子やぎと共に伏し、 子牛、若じし、肥えたる家畜は共にいて、 小さいわらべに導かれ、 雌牛と熊とは食い物を共にし、 牛の子と熊の子と共に伏し、 ししは牛のようにわらを食い、 乳のみ子は毒蛇のほらに戯れ、 乳離れの子は手をまむしの穴に入れる。
彼らはわが聖なる山のどこにおいても、 そこなうことなく、やぶることがない。 水が海をおおっているように、 主を知る知識が地に満ちるからである。
この聖句は、イザヤという、旧約時代の大預言者が、
メシア(救い主)が来て理想世界が成されることを説いたものです。
エッサイというのは、人の名前で、
その家系からイエス様が生まれるということです。
動物は比喩で、おおかみや子羊のような
様々な人間が、メシアを迎えて、
真理の御言葉で一つになり
理想世界を成すことを描いています。
何か物質的に繁栄した社会が築かれたりすることが、
神様が言うところの「理想世界」じゃないんですね。
この「理想世界」の本質は、
今の時代にも通じるところがありそうです。