Q. 摂理は「競争社会」ですか？やっぱり資本主義だし競争ですよね。自分が教会で人より１番になってこその信仰ですよね。ﾌｰﾌｰ
A.（信仰は）「隣にいる兄弟たち」に勝って引き離し、成功し、勝利することではありません。
摂理ではいわゆる「競争」という概念はありません。
それは、誰もが神様からみたときに「１番」 だから。
スポーツや芸術など、何かを行なうとき、必ずしてしまうのが、人との比較。
ある分野で、優劣をつける比較のことです。
しかし、御言葉ではこのように伝えられます。
私たちの戦いは「血と肉の戦い」ではありません。「兄弟たちとの戦い」でもありません。
ただ「自分のすべきことをして、＜自分＞と戦って勝つこと」であり、「＜サタンと悪と不義＞と競って戦って勝つこと」です。
闘うべきは、＜自分＞と＜サタンと悪と不義＞。
お互い刺激し合うことは大切だけれど、優越感に浸るのは、時間の無駄ですし、そもそもの個性が異なるのだから、着地点は異なって当然のこと。
どうせ比較をするならば、人ではなく「神様の基準」を越えることを目指した方が数千倍も次元が上がります（越えることはまずないのですが…）。
人より目立ちたい
あの人がいなければ１番だ
みんなよくできるのに私は…
今度は私が勝つ
こういう「敵対関係」は、人間関係に亀裂も生じさせてしまいます。
各自「自分の個性」どおりに「自分の生の道」で神様の御言葉を聞いて守って、＜サタン、誘惑する者、惑わす者、信仰の道を止める者、悪評者＞と戦い、競って勝ち、心と思いと命を尽くして「義」を行ないつつ成功することです。
そもそも、自分だけの「ポジション」を築けば、単純比較することは全くもってナンセンスなことに気づくはず。
自分が「誰」と「何」と戦い、競うのか正しく認識することが重要です。
2016.8.15
主日の御言葉
