マルク・シャガール展にみる絵画の宗教的意味

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先日Solは、マルク・シャガール展を観に行きました。

中・高時代は毎月のように美術館に通っていたのに、社会人になってからというもの、めっきり行かなくなってしまった美術館。
チケットを買うとき、意味もなく緊張してしまいました(笑)

展示のハイライトは「夢の花束」というパリ・オペラ座の天井画。

シャガールは、絵画だけでなく、演劇、衣装に至るまで、様々に手がけていたそうです。
シャガール独特の、カラフルなタッチで天井画の下絵が何枚も展示されていて、思わずため息が出てしまいました。

そしてSolはこの一言が、とても心に残りました。

「この場所にちょうど鏡を置いたように、役者や音楽家たちの夢や世界が花束のようになって反射したらいい」

なるほど。

これは、神様に捧げる花束かと・・。

神様を、まるで恋人のように慕い、輝かしい人間の姿をもって、栄光を期したいと願うシャガールの深い精神を感じました。

そして、展示を進むと待っていたかのように

「聖書メッセージシリーズ(1955-1966年)」が!!

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シャガール68歳にして、絵画制作の集大成として制作されたコレクションです(こんなことしてたのね・・・)。

アダムとイブ、ノアの箱船、ソロモンやモーセなどの中心人物たちが数多く描かれており、ユダヤ教徒であるシャガールの信仰を垣間見ることのできる展示でした。
十字架に張り付けにされたキリストも描かれていました。

第二次大戦後、ピカソやマチスなど、著名な芸術家たちは、多くの宗教建築装飾を制作したといいます。
世界が荒廃し、これからどう人間が生きてゆけば良いのか、その答えを「宗教」に求めるのは自然の流れだったのでしょう。

美術史を学ぶと、時代ごとの潮流が、一貫して人間性の追求であることが分かります(少なくともSolはそのように感じます)。

結局、神様のために描いた作品が、普遍的な作品として世の中に残ります。

神様を信じている人たちに、神様は生の中の理想的なものを悟らせて下さり、確信を見て生きるようにして下さる。
(2008年12月14日 摂理・鄭明析牧師の御言葉)

宗教と芸術は、切っても切り離せない関係。

10代の頃に観た絵画と、今観る絵画が全く異なって見えるのは、信仰を持ったからに他ならないと感じます。
断然、今の方が面白く、受ける「感動」が違います。

ちなみに、鄭明析先生の故郷・月明洞(ウォルミョンドン)には「ピカソ岩」と名付けられた岩もあるんですよ。

過去の偉人たちが「芸術」を通してつないできた神様の歴史を、これからどう引き継いでゆくのか。
その「主人公」は、時と共に明らかになると信じています。

Sol

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洒落感と抜け感のあるエフォートレスな信仰生活を目指しています多分。スイマー&おしゃれ信仰生活推進委員。仕事は貿易事務。絵を描いたり写真を撮ったり、クリエイティブなことが好きです。