鄭明析先生が日本に初めて来日され、約30年。
先生が戦争以外で、海外の地に足を運んだのは、実は日本が初めてだったりします。
どの民族も、太陽というの明かりの下で、ひとつの地球という「居間」で暮らす個性体の生。
その中でも日本、そしてそれぞれの国や民族に置かれている御心が何なのか、考えさせられる詩です。
夕日を見ながら、感じます。
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「同屋くらし」
ああ、島国日本
この国にも私が住んでいたふるさとのように
私が住んでいる国のように
昼には日が昇り
夜には月が照らし
星たちが輝いている
ああ、そうだ、そうだ、そうだとも
太陽という同じあかりを共に使っているのを見ると
地球村はたしかにどの国を問わず
ひとつの家庭、ひとつの居間だ、居間
同じ部屋に住んでいるから
同じ明かりをもって、共に使って住んでいるのだ
同じ家に住んでいても上座、下座
座る人の位置がそれぞれ違うように
各国の人も早く起きたり遅く起きたり
あるいは東で、西で、北で、南で
それぞれ自分の位置に座って
その個性通りに場所をとって生きていく
差があるだけだ
ああ、地球村はみんな
大家庭、大きな居間暮らし
兄弟、姉妹、一親等、二親等、三親等、
四親等、五親等、六親等、七親等、八親等
そうしている内に結局無親等
天宙の親である神様、聖霊様をお供して
いつかはこの民族、あの民族、地球村の人々
みんな私のように悟り
無親等で恋人のように生きるだろう
ただ私と時間の差があるだけだ
私が先に考えただけだ
ああ、私が先に悟って
少し早くからついてきた者たちと共に
このように住んで理想世界を成しているだけだ
地球村、東、西、南、北
どの民族のことでも
ひとつの太陽の明かりの下
ひとつの部屋を使って暮らす個性体の生なのだ
1991.8.31. 12:45
金浦空港に到着する直前
ノースウエスト航空機の中で